ようこそ インディアナ日本語学校へ!
校 長 森 勝義
令和5(2023)年4月より文科省派遣校長として着任しました森勝義(もりかつよし)です。
インディアナ日本語学校(日本名:インディアナ補習授業校)は1981(昭和56)年、わずか10名の児童生徒から始まった本校は、今年で42年目を迎えました。(奇しくも私の教員生活と同年です。)
「運営委員会」と「保護者の会」と「学校」が一体となって歴史を刻んできました。現在は、幼稚部から高等部まで、約370名が、月曜日から金曜日までを「現地校」に通いながら、毎週土曜日、国語と算数(数学)、社会を主に学んでいます。日本国内では、年間約200日かけて展開する授業を本校では42日の授業日で進めています。
インディアナポリスのダウンタウンからわずか30分ほどの The Orchard School(オーチャード校)というインディアナでも名門として有名な私立学校の校舎を借用して、閑静な住宅地と緑鮮やかな芝生に囲まれるなど、素晴らしい教育環境の中にあります。また州の中心地にあるところからLafayette Fishers Carmel Avon Greenwood Columbusの6地区から、スクールバスで1時間以上かけて通学している子どもたちもたくさんいます。土曜日毎に笑顔でバスから降りてくる姿を見るたびに「言葉の壁」と異なる二つの文化の狭間で懸命に学ぶ子どもたちにとって、インディアナ日本語学校が「心のオアシス」であるとともに「魅力ある学校」であることを実感しています。
今年度は「自ら学び、正しく行動する国際性豊かな児童生徒の育成」を教育目標に掲げて全教職員一丸となって取り組んでいます。2023年5月から日本では学校教育活動の展開に当たっては、これまで制限されてきた学校における様々な教育活動を検討することが必要であるとの見解ですが、本校では州、マリオン郡の状況、借用校の取組等を鑑み、教育活動を推進して参ります。子どもたちがアメリカでの貴重な経験を生かして、「日米の架け橋」となるだけでなく、国際社会に貢献できる素地を培う教育を目指して全力を尽くす所存ですので、ご理解とご協力をお願いいたします。
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